
この記事の公開日:2024.05.05

▲「朝ドラ」の舞台で今話題の高知県…

▲ドラマのキーパーソンが過ごした御免与町(※架空)のシーンは、何処で撮影されたのでしょうか。

▲県内ロケ地を実際に巡ったのでご紹介します。(※第5週放映分までを対象)




川辺のシーンは 香北町で撮影された



▲やなせたかし氏が描いた作品には美しい山々が登場する。そこでその世界観が表現できる生誕地の、香美市香北町を流れる物部川畔の「ある場所」が選ばれた。

▲この地は商店街と小学校をつなぐ導線の設定。二人が歩いたり・走ったりするシーンや…

▲ヤムおんちゃんとの絡みや、大人になった二人が歩いたり・走ったりするシーンに用いられた。

▲①(第1話):嵩とヤムおんちゃんの絡みで登場。(※岩はセットではなく、ここにある自然石を活用)

▲②(第2話):ヤムおんちゃんが釣りに来るシーンで登場。(※左端が①の場所)

▲③(第2話):のぶと嵩とヤムおんちゃんの絡みのシーンで登場。(※ドラマシーンよりズームアウトしている)

▲④(第4話):のぶを追いかける嵩の(二人の)走るシーンで登場。(※ドラマよりズームアウト)

▲⑤(第5話):のぶに付いて行きながらも、声を掛けられない嵩のシーンで登場。(※画像の右半分は撮影用に住民が畑として耕作し、さらに中央部が道として整備された)

▲⑥(第5話):前記⑤に続くシーン。岩場で釣りをしているヤムおんちゃんが道を歩くのぶに声を掛けるシーンで登場。(※ドラマよりズームアウト)

▲⑦(第5話):前記⑥に続くシーン。ヤムおんちゃんと嵩が互いに語り合うシーンで登場。(※⑥の岩場からの眺め。ドラマよりズームアウト)

▲⑧(第13話):大人になりやっと成りたい自分(夢)を見つけ出し、勉強しながら歩くのぶ…(※画像左手前から中央奥への道が、学校方面という設定)

▲⑨(第13話):のぶの後ろ姿で、自分より一足早くそれを見つけ出したことを悟る嵩のシーンで登場。(※前記⑧を逆の方向から見た風景。画像左が自宅方向という設定)
やなせたかしの 生家跡はいま…

▲先ほどの撮影地南側の物部川に架かる橋を渡り、国道195号線へ出た後(東方へ)車を走らせ…

▲有名なミュージアムを通り過ぎて3.5km走ると…


▲やなせたかし氏の屋敷跡が墓石と共に「やなせたかし朴ノ木公園」として整備されている。※朴ノ木公園の詳細はこちらから

▲朝ドラの放映に合わせて公園内に案内所が設けられた。やなせたかし氏に関するトリビアを聞くことができる。

▲一般的に朴ノ木の開花は葉が展開し終えた5~6月で、直径15~20㎝の花を咲かすといわれているがこの公園内の朴ノ木は一度も開花したことがないそうだ。
浜辺のシーンは 芸西村で撮影された

▲このサイトのブログ記事で度々登場している琴ヶ浜。(※画面は安芸市側から西に位置する芸西村方面の眺め。画面右側は国道55号線)

▲琴ヶ浜は、後免町(南国市)から離れた地域(芸西村)にある。ここは、弧を描くように自然形成された美しい浜が4kmも続いている。(※琴ヶ浜に関する詳細はこちらから)

▲緑豊かな松林と海岸線の美しさが、ストーリーのイメージに「ピッタリ‼」とロケ地に採用された。ところで、この地は観光スポットでもあり、地元(高知)の外周りの営業マンにとってはお昼時の憩いの場ともなっている。(※琴ヶ浜の竹灯りに関する詳細はこちらから)

▲⑩(第10話):嵩が母親に「親戚の子が…」と言われ、失意の中で歩き続けるシーンで登場。(※琴ヶ浜東方面)

▲⑪(第10話):前記⑩後に切り替わったカットで登場(※琴ヶ浜西方面)。(※渚の引き波の砂の音が琴を奏でる音色に似ているといわれている)

▲⑫(第14話):浜辺で朝田三姉妹とヤムおんちゃんと柳井兄弟が寛ぐシーンの導入部分で登場。(※琴ヶ浜の中央域から南東方向の眺め)

▲⑬(第14話):朝田三姉妹とヤムおんちゃんがかき氷を頬張るシーンで登場。(※琴ヶ浜の中央域から北東方向の眺め。実際には松林の中をごめん・なはり線の列車が走っている。画面の右手奥から柳井兄弟が近づいてくる。ちなみに、右手奥は現在和食駅となっている)

▲⑭(第14話):兄弟の兄(嵩)が、弟(千尋)に柔道の技を決められたシーンで登場。(※砂浜ではなく大粒の砂利となっている。本気で投げ落とされると、かなりダメージを受けることになる!?)

▲実際の琴ヶ浜の中央域は公園となっており、展望台が完備されている。(※画面中央部は、屋外舞台)


▲松林の中を貫く自転車道を歩くお遍路さんの姿や…

▲自転車道を利用するファミリー…

▲お遍路さんとファミリーが、期せずして「こんにちは」になるシーンは微笑ましい⁉
縁ゆかりの地域では ドラマ関連のイベントが…

▲海洋堂スペースファクトリーなんこく(南国市)では「のぶと嵩のおらんく展」を開催中。

▲これは「ギッコン、バッタン」でお馴染みのシーソーで、実際にドラマで使用された。(2026年2月8日(日)まで開催/この企画展のみ有料)

▲これは、ドラマの放映に合わせて造られた「やなせライオン公園」。

▲一角にシーソーが設置されている。(※詳細は次回)

▲やなせたかし氏の生家跡がある香美市のショッピングセンターでは「あんぱん展」が開催されている。

▲ドラマのセットと同寸で、嵩の部屋が再現されている。

▲物部川の撮影地が描かれた水彩画も展示。(2025年10月31日(金)まで開催)

▲高知市のひろめ市場では、朝田パン屋のTVセットを一回り小さいサイズで再現。

▲実際にドラマで使用された小物等を展示。

▲ひろめ市場では2025年9月28日(日)まで開催。
※他にも高知市内の複数施設で、やなせたかし氏関連の「企画展」を開催‼
※次回はドラマ放映前後の「後免町の様子」と、やなせたかし氏に関する「新しい情報」をレポートします。

コメント
今春に始まった朝ドラは芸達者の子役が幕開けを引っ張り早くもひと月過ぎて話はどんどん進んで行っているけんど長命で晩年まで活動を続けたやなせさんの生涯を半年でドラマにするには話をきよわんといかんがよねえ
さいさい目にしたドラマでの後免界隈のシーンを撮影したところをよく丹念に調べて出向いたねえ
見慣れた川辺の景色なんぞはすでに懐かしいと思えるきドラマの進行度合いが早いなあと感じるよねえ
けんど実際の撮影現場風景を見せてもらうと今となってはまあ草もつれの川岸周辺と見受けられ
撮影にあたっては場面作りに相当手間暇かけたんやろうなあと撮影チームの苦労がうんとしのばれるぜねえ
プロの仕事は見事なもんやわ
ところは高知のやなせさんゆかりの地区とおぼしき川辺で草むらに覆われ普段人通りがあるような場所とは思われず既につわものどこが夢の跡といった風情のところやから気温が上がってきたらおいそれとは足を踏み入れるのが躊躇われる所
この時期での川岸の景色や川辺からの新緑に彩られた山の遠景などは貴重品となってくるんやないかねえ
老生はあの場所へ行けといわれても腰が引けて二の足踏むぜよ
ブログ氏ええ仕事してきたねえ
芸西の琴ケ浜のシーンもそれぞれ思いで深い場面ぜねえ
浜の景色の角度的なもんは実際のドラマを意識的に再現しちゃあせん?
既視感がある気がするけんど
あらためて琴ケ浜ええ景色の浜やねえ
川辺の撮影地といい琴ケ浜の風景といい絵になるポイントを探し出すその道のプロの才能には舌を巻くねえ
香美市や高知市では早くもドラマのセットが展示されゆうらしいけんど朝ドラ「あんぱん」ますます盛り上って行ってのらいたいねえ
いつもありがとうございます。
高知の偉人(夫婦)をモデルにした物語。怒涛の展開の一ヵ月が過ぎました。
史実をモデルにしたとはいえドラマ用に脚色したエピソードもあれば、
史実に沿って展開されるエピソードを巧みな脚本で無理なくミックスさせていますね。
史実に沿うとすれば、これから避けては通れない出会いと別離が幾度も繰り返されていくことでしょう。
取材によると、その時に重要なアイテムなるのが「ギッコン・バッタン」のシーソーだと言うことです。
ネタバレになるといけないので詳しく記するのは避けますが、きっと名場面になることでしょう。
ところで、ロケ地巡りを堪能していただけたようで労が報われました。
ロケハン隊はよくぞあの場所を探し当てたものです。
地元高知に住んでいても関係者以外は知らなかったであろう物部川沿いのあの場所。
実は、アンパンマンミュージアムからそんなに遠くない場所にありました。
このため(ドラマの展開を彩るため)に存在しているような佇まいですね。
今後ドラマの進行に合わせて他の場所が登場するようでしたら、改めで聖地巡りをしご紹介する予定です。