098 赤岡冬の夏祭り

やなせたかし
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この記事の公開日:2025.11.25

高知市から30分前後の所に香南市赤岡町こうなんしあかおかちょうという小さな町がある。

▲そこは、は雄大な太平洋大杯を飲み干す「どろめ祭り」や…

絵師金蔵芝居絵屏風が町の通りを埋め尽くす「絵金えきん祭り」、へは多くのファンが訪れている。(※赤岡町および絵金祭り詳細こちらから)

▲ところで、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線」の各駅には、やなせたかしが考案したイメージキャラクターがそれぞれ設定されている。(※ごめん・なはり線の旅詳細こちらから)

▲「赤岡駅」では、その全て見ることが出来る。

▲ちなみには、今年の朝ドラあんぱん」の放映に合わせ、(この春)全てのキャラクタージオラマ化粧直しを行った。

祭りの会場 赤岡町横町とは⁉

▲今回の「赤岡冬の夏祭り」は、2024年12月上旬二日間開催された様子を記録したもの。(※2025年の予定は最後にご紹介)

▲メイン会場となったのが横町よこまちで、会場北端にあるのが赤岡橋あかおかばし(※旧:赤岡大橋)である。江戸時代には町中まちなかを流れる香宗川こうそうがわに架かる唯一だった。当時この地にはなく、満潮時がこのさかのぼ舟着場に着いていたため、周辺には茶屋点在していたという。

西側には、かつて与楽寺よらくじ(※明治に廃寺)があった。その山門を中心に栄えたのが、門前町赤岡町である。

祭りは 一人の学生の想いから始まった

▲この祭りは、一人の学生がきっかけとなって1995年(H7)のに始まった。

冒頭でも紹介したようににはは「どろめ祭り」があり、は「絵金祭り」があるがには何もなく閑散としていた。

▲そんなとき、ある学生が「絵金祭り」にやって来た…

は、そのとき町の空気観に惚れ込み「町に若者を呼びたい。そうすれば何かが変わるのではないか…」と考えた。

関係者を掛けた…町の人々思いは同じだった。当初、続けていくことについて考える余裕はなく一回目やりきることで精一杯だった。

▲しかし、翌年また違う学生が訪れて…。

▲そうして「冬の夏祭り」は歩き始めコロナ禍を乗り越え…

撮影時2024年12月には第29回を迎えるまでになっていた。

動物だって 寒いものは寒いんだ

祭りで 腹ごしらえは外せない

様々な音が 静寂な町中に 響き渡る

▲「バナナの叩き売り」の口上こうじょうにも負けず劣らず少年は、バナナを抱く⁉」。

▲「なりきり歌合戦」に飛び入り参加か⁉ それとも

観客も思わず踊り出すほど「愉快痛快何やってんかい」。

▲「太鼓の乱れ打ち」は迫力満点パフォーマンスでした。

保育園児だって「太鼓」と「踊り」のパフォーマンスを披露し大盛り上がり

キャラクターあかおかえる」が民踊クラブのメンバーと「赤岡慕情」の舞をして練り歩き

▲ちなみに「あかおかえる」は「赤岡へ帰る」を掛けたもの。「赤岡へ帰ってきて欲しい」との願いが込められている。

寒気を 歓喜に…

盛り上がり過ぎる、観客巻き込んだ綱引き」。

ハロウィンではありません。この祭りならでは「仮装コンテスト参加者の面々。

▲「単にモノを売るだけのイベントにはしない」との想いで、寒気歓喜に変えた「赤岡冬の夏祭り」。

どさくさにまぎれて30年(※主催者発表のコメント)…間もなく、その幕が開く
■2025年=12月6日(土)・7日(日)の二日間開催(予定)


冬なのに 夏定番の踊りが…

▲「赤岡冬の夏祭り」のハイライトは、何といっても「よさこい踊り」。二日間にわたり、選び抜かれた3チームパフォーマンスを繰り広げた。

初日演舞を披露したのは、地元香南市こうなんしのチーム「おきゃく屋」。土佐伝統文化である“おきゃく(宴会)”のように、皆が和気あいあい踊ることをモットーとしているチームだ。

▲今回は、2023年版と…

2024年版衣装パフォーマンス披露した。

▲所々にユニークなポーズが盛り込まれており、まさに「土佐のおきゃく(宴会)っぽいな」と感じさせる見事なパフォーマンスだった。


二日目演舞披露したチームの一つ高知市の「社楽々しゃらら」だ。

YouTubeユーチューブチャンネル「令和の虎」に出演し、投資を受けて活動スタートした新しいチームである。

踊り子たちは「令和の虎」や、代表のTikTokティックトックよさこい社長」の視聴者が参加している。

踊り子たちの後ろの正面 だぁ~れ⁉

▲そして、二日目演舞を披露したもう一つのチームが「TACYONタキオン」だ。不死鳥テーマにパフォーマンスを繰り広げた。

▲かつて所属チーム活動休止などで舞台を失った踊り子らが発足させたチームではあるが、現在では関東関西にも支部があるほどの人気チームとなっている。

演舞を終えた踊り子たちの視線の先には…。詳しくは、新春100回記念特集の「ハプニングは突然⁉」でご紹介します。

コメント

  1. 吉之助 より:

    師走といえば「年も押し詰まり・・・」と言い表すのが通り相場
    年改まる正月もすぐそこまでという何かと気忙しくなる時期の12月初旬に町を挙げて冬の「夏祭り」と称する祭りをやるとは土佐の高知の赤岡町豪気やねえ
    それも始まりは夏の絵金祭りに来たある学生さんのひらめきからとか
    発想した若い衆も大したもんなら祭りを実現した町の人々の柔軟な姿勢も感心するわ

    開催は各地の秋祭りなどがほぼ終了してきた頃やき祭り時期としては独壇場よねえ
    橋の道路上にこたつを点在さすじゃゆうてなかなか思いつかんもんやが季節に見合う舞台装置をよう考えついたもんよねえ

    歌あり演奏あり踊りあり仮装で参加し力の入る綱引きも
    いきなり餅投げがあり
    南国土佐ゆうてもさすがに極月そりゃ寒くもあるろうけんどおでんが煮込まれ大釜のコンニャクとたまご煮の美味そうなこと美味そうなこと
    もう祭りとしては必要十分条件をそなえちゅうぜねえ
    これを師走に
    たまらんねえ

    ある時一人の学生さんのひたむきな思いが切っ掛けとなり翌年また別の学生さんの思いに駆られ・・・
    着想を受け止めた町の衆が祭りにこぎつけと
    ええ話ぜねえ
    幸いなことにもうすでに今年で30年続くらしいき十分地域の伝統祭りに定着しちょらあねえ

    奇特な学生さんの顕彰をしちゃってもらいたいねえ是非!

    • OIRA OIRA より:

      いつもありがとうございます。

      この時期に温かさを感じるイベントは、汗をかきながらの夏祭りとは趣きが異なり、イベントの一つひとつに没頭できることでしょう。

      大釜の「コンニャクとたまご煮」については、売り場前を一度は通り過ぎたのですが、やはり食指を動かされて再び戻り買い求めました。
      ガッツリ食べて満腹になるのではなく、小腹を満たすのにはぴったりでした。

      (※満腹過ぎると安堵感が一杯になり撮影に支障をきたすため。撮影にはハングリー精神が重要だと日々感じています)

      (今年も間もなく)普段は人通りの少ないストリートに人の賑わいが戻って来ます。
      寒い中で手作りの催事が次々と展開される光景に、訪れた人々はとっても温かい「ふれあい」に出逢えることでしょうね。