あか・あお・きいろ 萌える べふ峡(香美市香北町)

この記事の公開日:2024.10.23

▲面積が7,104km²(全国14位)でありながら、森林が84％(全国1位)も占めている高知県。

▲そんな森林大国:高知県全域で見られる自然界の一大いちだいイベントといえば「紅葉こうよう」だろう。

▲今回は、県の東北部に位置し徳島県との県境に程近い山間さんかんにある香美市香北町かみしかほくちょうのべふ峡が舞台。物部川ものべがわの源流にあり、急峻きゅうしゅんな山一面が紅葉に染まる光景をご紹介します。(※撮影は2023.11月上旬)

見事な渓谷美を見せる べふ峡とは

▲べふ峡は物部川ものべがわの源流部に広がる渓谷で剣山つるぎざん国定公園のエリア内にあり、標高:約500～600ｍの位置に広がっている。(紅葉の見頃は毎年11月初旬～中旬・ただし天候の影響で年毎に異なります)

▲現地までは、高知自動車道南国なんこくI.C(南国市)または高知龍馬りょうま空港(南国市)から車で約1時間30分弱。JR高知駅(高知市)から車で約2時間強で行くことが出来る。(※実際は交通状況により異なります)

▲この渓谷は他の渓谷と異なり、専用の遊歩道ではなく基本的に車道(市道・林道)を歩きながら紅葉を楽しむのが特徴である。(※他のスポットに行く登山道もあり)

最初の フォトスポットは…

▲まず目に飛び込んでくるのが、駐車場側そばの新錦渓橋しんきんけいはしの親柱おやばしらに設置された熊の銅像。

▲「絶滅の恐れがある地域個体群」に指定されているため、(数は少ないが)確実に生息しているようだ。まず、この場所が最初のフォトスポットとなる。

二つ目の フォトスポットは…

▲続いてのフォトスポットがこの東屋あずまやだろう。

▲様々な種類の樹木たちがとりどりに色づく光景は、人の手では造り出せない自然ならではの造形美となって迫って来る。

三つ目の フォトスポットは…

▲三つ目のフォトスポットが、目にも鮮やかな錦帯橋きんたいきょうだ。辺りの紅葉のアクセントとなっている。

▲ここで(万一のために)入山届を投函して、橋を渡り登山道から秘境へと入って行くことも出来るが…

▲大概たいがいの人はここで「パシャッ」して、折り返してくる。

▲橋を撮っても橋から撮っても、どこから撮っても色んな意味で画えになるお薦めスポットだ。

歩く道幅が広いから…

▲導入部分で「専用の遊歩道ではなく、車道(林道)を歩きながら…」と紹介したが、ご覧のようにゆったりと紅葉を愛でていることが画面からもお分かりになるだろう⁉

▲しかし遊歩道専用ではないので、ご覧のような光景も…

美しいものには 〇〇がある

▲山奥へ向かって道なりにしばらく歩いて行くと、途中からは4kmあまりにわたり所々で山肌が崩れているところがある。紅葉群と道を挟んだ反対側の斜面で見受けられた光景だ。結構迫力があり深山幽谷しんざんゆうこくの画えとなるから不思議だ。

▲ところで人々は小石があると、つい積んでしまうのは何故だろう⁉

▲ほらね⁉

どこを切り撮っても 美しい⁉

▲一時いっときでも日常の喧騒けんそうを忘れさせてくれる秋の渓谷美。街に住む者にとっては、わざわざ出かけなければならない場所にあるが、出掛けるだけの癒しは味わえる。(※個人の感想です)

▲渓谷は高い山たちに囲まれた地形ゆえ、どうしても日陰になりやすい。ゆえに、正午を目安(前後各2時間位)に行くことをお勧めする。(紅葉の見頃は毎年11月初旬～中旬・ただし天候の影響で年毎に異なります)

食欲の秋も満喫

▲紅葉シーズンには、地元住民による「もみじ茶屋」がオープンし、田舎寿司や素朴なうどん等が販売される。(※ただし早々に売り切れがちなので、見るが先か食べるが先か迷いどころ)

※写真は、多くのメニューが売り切れていたためお客人の姿がほとんど写っていない。

次回は… 北川村モネの庭マルモッタンの 昼と夜の姿を堪能

▲通常見られるのは、ご覧いただいたような「昼の顔」。

▲次回ご紹介するのは、「昼の顔」に加えて「夕暮れ時」と…

▲「夜の顔」です。

▲「昼」以外の顔は、この時期(晩秋)に曜日限定でしか見られない貴重なショットばかりです。