
この記事の公開日:2023.04.29

▲水質の良さが何度も日本一に輝いていることからも分かるように「奇跡の清流」と呼ばれる仁淀川。そして、これまた全国的にその名が知られる「土佐和紙」。その和紙で作られたこいのぼりが、抜けるような透明度を誇る仁淀川の中を泳いだ。今回は、紙のこいのぼりが泳ぐ姿を紹介しよう。
清流を 紙のこいのぼりが泳ぐって、何!?


▲メイン会場となったのが、いの町:仁淀川の河畔にある波川公園。その堤防の上では、ミニこいのぼり(もちろん土佐和紙製)100旈がお客人たちをお出迎え。ちなみにこいのぼりは魚ではないので、単位は「旈」が正解。TV等では何故か「匹」というが、視聴者に分かりやすく伝えるためだろうか!?


▲間近で見ると和紙(不織布)であることが良く分かる。

▲この抜けるような透明度を誇る水だからこそ、丈夫な土佐和紙の「こいのぼりが水中を泳ぐ」というコンセプトが生きてくるのだ。



▲会場の位置は、ご覧のような場所にある。左側の波川公園がこのスポット。
ボランティアスタッフが 設営を着々と



▲設営風景もイベントのひとつとなっている。前日ではなく、初日の朝に設営していることに驚いた。


▲様々な職種に就く地元の有志たちが協力して、お客人に楽しんでもらうことを糧に頑張っていた。


▲こいのぼりの配置は、広くなるほど横からでは確認しにくい。そこで橋の上からも、もう一人のスタッフが連携して指示を出す。
ついに 仁淀川を和紙の鯉のぼりが泳いだ


▲普段は閑散とした歩道も、時間が経過するに従ってお客人たちで賑わってくる。



▲200旈の和紙のこいのぼりが群れとなって、水中を泳ぐ姿は圧巻‼


▲子どもたちは、もちろんはしゃぐ‼

▲時には、ワンちゃんだって…
川辺には 散策が出来る 波川木漏れ日公園がある


▲河畔には、ヒメボタルが生息することで有名な波川木漏れ日公園がある。ちなみに、ヒメボタルの点滅速度は短い間隔で素早く光るのが特徴だ。そしてこの公園、日中は散策道としても活用される癒しのスポットでもある。
マスコミは いい画を撮るため張り切る





▲地元の放送局各局は、こぞっていい画を撮るため、いろんな角度から被写体を狙いうち。
一方 サテライト会場は…

▲会場の位置は、ご覧のような場所にある。右側の土佐和紙工芸村くらうどが、このスポット。


▲ここは地形の関係からか、メイン会場よりかなり手前(岸辺)にこいのぼりが設置されている。




▲だから、これらのような画を撮ることが出来るのだ。
リバーアクティビティスポーツも楽しめる


▲このスポットは、仁淀川を堪能出来る総合施設「土佐和紙工芸村くらうど」が設けられている。施設では、レストラン・周辺観光案内・宿泊棟・ギャラリー・産直市・土佐和紙の紙漉き等が楽しめる。さらには、カヌー・ラフティング・SUP等のリバーアクティビティスポーツが体験出来る施設もある。





▲初心者は、インストラクターによる指導も受けられるので安心‼

▲実は、このサテライト会場はお客人が思いの外少なく、超ソーシャルディスタンスが保てる⁉ だから他人の目を気にせず心行くまで佇んでいられる。

▲撮影終了後の遊歩道で偶然出会ったワンちゃん。近づく前から過ぎ去るまでずうっと見つめられた。「そんなに見つめられたら惚れてまうやろ‼」と心の中で呟きながら、このスポットを後にした。
(※本ページ掲載写真の撮影は、2022年5月のG.W)
コメント
老生は生まれ在所の川がそうであったように川といえばよどみがなく時にさらさら流れ場所によっては滔々と下って瀬にあっては流れがキラキラ光り澄んだ水を透かしで川底の小石は磨いたような形状でクッキリ見えて喉が渇けば飲むぞ!という水が流れ行くものというイメージが強いが仁淀川はまさにそのものズバリ!
親しみがわかないはずのない川よ
いつ頃から始まったかねえ春になると谷あいの川幅いっぱいに渡したロープに沢山の「こいのぼり」をぶら下げだしたのは
今では日本国中あちこちでやりだして時期になるとニュースでよく見るよねえ
でも流石にこいのぼりを川の水の中で泳がすというところはそんなにないんじゃないの?
仁淀川の水がキレイなことが第一条件だったろうけんど水に潜らしてみちゃろうと考えた豪儀な知恵者がいたもんよねえ
紙のコイとはいうけれどなんぼ強いゆうたち和紙そのものではチョイとねえまあ不織布らしいよねえ
不織布はたしか高知の企業か草分けじゃなかったかねえ
仁淀川の清流を泳ぐこいのぼりは紙の産業が名代の土佐の高知らしくてずっと続けてもらいたいねえ
川を泳ぐ土佐和紙の「こいのぼり」は、土佐和紙の丈夫さと清らかな川の水質を全国にアピールするため始まりました。
メイン会場の川岸は、全国から訪れたお客人達がキャンプを行うスポットとしても有名です。
ところで、全国の至る所で目にする「こいのぼりの川渡し」の光景は圧巻ですね。
実はこの催しを最初に始めたのは、高知県西部の四万十町だということをご存じの方は少ないのではないでしょうか。
また、県西部の幡多地方では「こいのぼり」ならぬ「かつおのぼり」がお馴染みになっています。
たくさんの鰹が一斉に空を泳ぐ姿は圧巻です。
高知は様々なものが発祥の地となっているんですね。
朝ドラでもお馴染みの「自由民権運動」もしかり、このサイトのブログ記事でも紹介した「良心市」や、世界に広がっている「よさこい」等々。
「さすが土佐人‼」と誇らしげに思います。