絶景かな! 三宝山のスカイライン(香南市)

香南市
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この記事の公開日:2023.09.20

▲日本三大鍾乳洞:龍河洞りゅうがどうへのアクセスロードが貫き、かつては長宗我部元親ちょうそかべもとちかが治めた香長かちょう平野一望できる美しい山:三宝山さんぽうざん

▲今回は、森林の中の山岳ワインディングロード(曲がりくねった道)を北から南まで走っていきます。ビューポイントでは、貴重な50年前光景現在光景比較しながらご紹介します。

龍河洞スカイラインとは…

▲ちなみにワインディングロードとは、特にバイカーたちにとってはドライビングテクニック発揮できる人気の道路(OIRAは車で走行)のこと。今回の龍河洞スカイラインは、森林の中を貫いているにもかかわらずビューポイントが幾つか存在します。それが、地図丸い点線の部分。

▲このスカイライン(9.8km)は、龍河洞周辺地域活性化目的1973.4有料道路として開通。その役目を終える1997.3まで、24年間通行した車輛200万台にのぼる。これは郡部の町において実に驚異的数値である。なおスカイラインは、無料化に伴って県道385号線となった。

▲それでは早速走ってみよう。このスカイライン全線走行するのは実に40年振りのこと。否が応でも期待湧いてきたのだった。

(北口から)最初のビュースポットへ

▲北口から少し走ると、間もなく樹木の切れ目が現れる。このカーブからの眺めが最初ビューポイントだ。(※駐車スペースないので、少し上ったポイントから1分ほど歩いて降りてきた)

▲遥か向こうには、二つの町隔てた(西隣の)高知市が見える。

▲下方に見えるのは、新しく整備された県道22号線である。野市町のいちちょう土佐山田町とを結ぶ田園山間を貫いている。(※分かりやすく言うと、高知龍馬空港方面アンパンマンミュージアム方面を結んでいる)

▲このスカイラインは、基本的に森林の中を貫いている。多くの車輛前述の町同士のアクセスに、先ほど紹介した下道したみち利用するため通行車両少ない

第二のビュースポットでは 50年前と比較してみる

▲少し走ると次のビュースポットが現れる。突然現れるので一瞬気づかないかもしれない。

▲このビューポイント駐車スペースがある。(※但し前後カーブとなっているので、他の車輛注意が必要)

現在光景がこれ‼

▲そして、50年前光景がこれだ。(※若干遠方見え方異なるのは、古い光景は後で紹介する頂上から眺めているから)

▲これら二つの写真(50年前に撮影)は、北方面光景。これも頂上から眺めである。

続いて 第三のビュースポットへ

▲三つ目のビューポイントカーブ突然現れる。

▲ここも樹木切れ目なのだが、カーブに位置し駐車スペースないため、少し離れた場所に車を停めて歩いて戻ってきた。(※と言っても1~2分の場所)

第四のスポットへ行く前に ちょっとブレイク

三宝山頂上への登り口がこれ。しかし工事のため現在は上ること出来ない。かつて頂上には、展望所を兼ね備えた複合レジャー施設(遊園地・レストレン・博物館他)があった。その後、廃業と共に順次取り壊されていった。

▲唯一当時の姿のまま残ったのが「シャトー三宝さんぽう」で、(現)香南市シンボルとして延命した。そして、何十年放置されていたスポットが近年になって変化し始めた2024年春には「三宝山さんぽうざん多目的広場(仮称)」としてリニューアルオープンするのである。(※絶対来るぞ‼)

第四のビュースポットでも 50年前の光景と比較してみると…

▲本来、四つ目のビューポイントはその頂上展望所からなのだが、先ほど述べたように現在はまだ上ること出来ない。そこで、その崖下から眺めた光景がこれ‼

▲一方これは、その上の展望所からの50年前光景(左手前の屋根はレストラン)。ちなみに40年前OIRAは、遥か西から迫り来る光景をここから顔見がんみしたことがある。(※証拠写真がないのが残念)

現在光景がこれ(但し崖下から)。遠方には土佐市横浪半島や、その遥か西方半島までも眺めることが出来る。(※一体どこまで見渡せるのかが不明なくらい)

▲これは50年前頂上展望所からの眺め(右下の屋根はレストラン)である。まだシャトー三宝の姿がない貴重なショットだ。(※この後、中央の盛り土辺りにシャトーが出来た)

▲再び、現代眺め(展望所下の崖下から)。「50年後の未来には、この美しい光景どんな風変化しているのだろう!?」と想いをせたのだった。

今見られる 第四のビュースポットが こちら…

▲「頂上展望台(右上)」と「その崖下(中央)」というのがこのカット。(※カーブ辺りに駐車スペースはあるが写っていない)

▲このカットには、これまでブログ記事で紹介してきたり、今後取り上げていく予定のスポットがたくさん写り込んでいる。

第五のビュースポットは 如何にも…

▲五つ目のビュースポットが、先ほどの崖下を少し下ったところにある。

▲誰が見ても休憩所(展望所)というたたずまいだから見逃すことはないだろう。(駐車スペースは歩いて数十秒上の道路沿いにある)

眺めが最高であることにも増して、炎天下では東屋あずまや屋根嬉しい

ワインディングロードも ここでは見所‼

▲先ほどの四つ目五つ目ビュースポット辺りは、特に絶景と共に迫力あるワインディングロード(※冒頭で説明済み)となっている。

▲スカイラインのワインディングロードでは、他にこんな光景も見られる。

第四のビュースポットで 黄昏時に現れる別の表情は…

▲三宝山では、黄昏時一味ひとあじ違った光景が現れる。その代表格がこれ‼ 第四ビュースポットである。

右上となって見える軌跡飛行機か、はたまた人工衛星か…。OIRAは人々の暮らし一瞬にして見られるようで、この黄昏時光景がとてもお気に入り

明日が、(さらに)いい一日でありますように…。

コメント

  1. 吉之助 より:

    いつもながら高知の空は青く広々としちゅうねえ
    三宝山からの風景は眼下に広々と香長平野を見渡せ抜けるような空に南の雄大な土佐湾の海原に加えて北には東西に長く連なる四国山地の山並みを同時に見渡せる所としては高知県内随一のロケーションじゃない?
    何とかと煙は高いところへ上りたがると言われるけんど何と言われようと手軽に上がれる三宝山からの東西南北の景色は絵になるよねえ

    言うちゃなんやが今回のブログは山と道路と見渡す景色で構成されちゅうようなきチックと地味ながやろうかと見進めて行ったけんどこの構成要素で飽きささんねえ!
    50年前のありふれたはずの風景画像を掘り出してきて現在の景色と対照して物を言わすとはねえ!
    食い入るように見入ってしまい我が身に起きた半世紀という時間の流れの中を遠い記憶思い出が行きつ戻りつしてしばし時が止まったままやったわ

    三宝山といえば頂上の西洋風の城を模した展望台が遙か高知市方面なんかからでも見晴らしがきくところから遠望できたもんやが今でも残っていて存在感は抜群やね

    今回見せてもらった三宝山からの風景は平野良し空よし海も山も良しなんやが何といっても夕景は傑出やね
    香長平野の彼方に沈む夕景色のキレイなこと
    ハレーションを起こしたかのような夕日
    夕日から雲の帯が噴出したかのように見える構図の映像は小惑星がただならぬ煙を吐きながら西の空に沈んで行くようでまるで往年の映画ディープインパクトかアルマゲドンなどで目にした画像にも似て身震いするほど迫力満点やね
    行き当たりばったりでは撮れん画像やろうねえ
    自然物の有り様には人はチョイとかなわんねえ

    不穏な想像をめぐらずのは程々にしてブログの最終静止画像の夕日が沈んだ間際の香長平野の映像にかつて50年前の首都圏で聴いた深夜のFMラジオで流れた城達也さんのジェットストリームの名ナレーションを思い浮かべて今夜はゆったりと眠りにつこうかねえ

    • OIRA OIRA より:

      ご覧いただきありがとうございます。

      高知には素晴らしい眺望ポイントが数多くありますが、田園地帯・複数の町並み・空港・太平洋・鉄道・自動車道・河川・半島・山脈等が一望できるとなると、
      三宝山をおいて他には見当たりません。
      そして記事でも触れているように、来春にはワンランク上の眺望が見られる予定です。

      ところで今回は、50年前の貴重な画(写真)をたくさん掲載しました。
      これらの写真は個人的所有のものなので、他では目にすることは出来ないものばかりです。

      それにしても毎度自然の営みは予測できないので、お気に入りの画が撮影出来たときにはとても嬉しくなります。

      これからも、他では目にすることが出来ない画を切り撮っていきたいと思います。
      引き続きご覧いただけると嬉しいです。