イマドキの光景 梅雨時の牧野植物園

高知市
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この記事の公開日:2023.06.06

朝ドラで話題の牧野富太郎博士。その世界観五台山ごだいさんの山頂に再現した牧野植物園へ全国からお客人続々と訪れています。それは降る日例外ではなく…。キーワード雨の日」「平日」「開園時刻早々」「植物園」である点を大前提にご覧ください。(撮影:2023年5月末~6月初旬)

県外から続々と…

立つ客で溢れる(満員)バスを見るのは久し振り高知では、通勤バス以外ではとても珍しい光景だ。

開園時刻早々駐車場。中央右正門のため(雨の日)車輛入口付近停めるのは必然かな…。

お遍路さんにとっては、巡礼するのに雨の日関係なしか…⁉

四国関西ナンバー車輛は普段でもよく目にするが、それ以外のナンバーはとても珍しいのでつい見入ってしまう。

牧野植物園は此処にあり こんな感じに

植物園五台山山頂の地形活かした造りなので、立体的で結構広い。(※詳しくは、お客人を迎える準備が整った五台山で紹介済み)

開園早々から詰めかける お客人たち

雨の日にも関わらず、早々から次々お客人が訪れていたことに驚いた‼ これも朝ドラ効果なのか⁉

チケット売場まで続く土佐の植物生態園でも、植物を愛でるお客人たちの姿絶えなかった

入口の向こうでは団体客なのか(雨天にも関わらず)大渋滞発生。よくよく考えてみるとツアー天候に関係なく進めざるを得ないもんね。

雨にもマケズ…①

入口抜けるとすぐ、目の前Rが特徴のウッドデッキが現れる。に濡れた木製の床は味わいがあるなあ。(※個人の感想です)

撮影時には、重ね押すことで「牧野博士が描かれたポストカードが完成」するスタンプラリー実施されていた。(※ちなみにOIRAめんどくさがり屋で、どんなスタンプラリーやったことがない)

園内の至る所でお客人たちは、雨にもマケズ各々の楽しみ方で植物愛でていた。

園内ツアーでは植物園のスタッフ一緒に巡っていき、様々なエピソードを交え解説してくれる。(※但しOIRAは不参加で、偶然一緒になっただけ)

▲OIRA「モシモシ、撮影に夢中はイイけど…ねぇ聴いてる⁉

雨にもマケズ…②

▲多年生の食中植物根を持たず水中を浮遊し、ミジンコ等を捕らえて生き延びるのが特徴。現在は絶滅危惧種指定されている。(※先ほどの「ねぇ、聴いてる⁉」の人は、これを撮影していた)

日本固有で、東海地方にのみ分布する多年生植物丸いことが特徴で、牧野博士が独立種として発表した。現在は絶滅危惧種指定されている。

中心部が筒状で、周辺部が長く伸びる花弁が特徴。本来二年草だが、暖かい地では一年草として扱われている。マツムシソウという名の由来は諸説あるが「花弁散った後実の形僧侶の持つ松虫鉦まつむしがね似ているから」が有力。

鮮やかさは、濡れる一層際立って見える。そして、弾いた水滴がさらに風情を醸し出す。(※組み写真の一部は4月末に撮影)

▲この樹の果実を口に入れると、刺激エグイ(えごい)ことから名づけられた。木目細かく粘り強いという特徴を活かし、幹は将棋和傘ロクロ等に利用されている。

表面では球状になり、を伝わって滴り落ちる。そしてはその凹凸立体感増す。いずれもになるから、自然は実に不思議だ。

雨の日は しっとりとした光景が広がる

は空気中の余計なもの洗い落とし水面みなも粒々にし路面変化させる。

目の前のモノはクッキリと、遠景にはベール(霞)を掛け、各々の存在を際立たせてくれる。

木製のモノも変化させる。心安らぐ美しい情景だと感じるのは、私たちが自然生きているあかしなのだろうか⁉

雨の日の南園 50周年記念庭園

美しさを誇る南園(庭園)の光景も、梅雨時上から眺めると一見何が何だか分からないようだが…。

下に降りてみるとご覧の通り整備されており表情一変する。歩く人風景の一部に変えてしまう。

となって樹木の映り込み濃くなり、水面にあるはす存在を一層際立たせている。

雨だからこそ温室⁉

雨粒が少し大きくなってきたので、温室入ってみることにした。

フォトスポットのひとつ、温室エントランス。此処で写真撮影するお客人多いのだとか…。天井部開口となっており、雨水植物を湿らせている。「自然人工物円形」が一つのオブジェ形成していた。

水面に浮くオオオニバス裏側(下)から眺めてみた。特徴的な粒々(気泡)が見え、葉脈とのコントラスト(バランス)がお見事衝撃に弱破れやすいが、それでも自然は美しい‼

▲この池では、オオオニバス成長過程一度に見ることが出来る(※組み写真内の①~④)。そして数回、成長した乗るイベントが開かれている。

▲体重15㎏以内子ども乗ることが出来るのだ。夏休み(7月)にも予定されているので、興味がある方はオフィシャルサイト要チェック‼ (※大人の事情により、直接リンク出来ないのでご容赦を)

研究棟「ラボテラス」がオープン‼

お客人を迎える準備が整った五台山で紹介した研究棟が、2023年5月下旬ついにオープンした。なお、公募していた愛称は「ラボテラス」に決まった。

▲ラボでは、植物研究(化粧品や医薬品への応用)をはじめ、様々な共同研究も行われている。また、地元食材を使ったレストランミュージアムショップなども設けられ、訪れた人との触れ合いも図られている。

南園(庭園)側には、段々畑イメージした壁面がお目見え。その様子は下から見ることは出来ず、上のウッドデッキからのみ眺めることが出来る。(※画面左上は、庭園が一望出来るレストラン)

晴れた日には こんな光景が広がる

晴れた日には、もちろん絶景拝むことが出来る。(※組み写真は園内の一部)

南園(庭園)内には、富太郎が夢を掴み取ろうとしている少年像や、博士が愛した植物のひとつカラカサタケを手にした壮年像等が建立され、訪れた人々に何かを語り掛けている。あなたのには、いったい聴こえたのだろうか⁉ ちなみにOIRAは「継続は力なり‼」だった。

お客人皆様これからの季節「高知はとても、尋常ではない暑さ‼」が続くので、身体に気をつけて旅路楽しんでくださいね。

コメント

  1. 吉之助 より:

    牧野植物園は雨でも来訪者が引きも切らん状態になってきているとは朝ドラさまさまで嬉しい限りやね
    老生雨と植物園の取り合わせは存外体験薄じゃないかな
    植物園に居て雨に降られると室内へ急ぎ逃げ込むか帰り支度を急ぐか
    植物園に行く予定の矢先に雨に降られると出控えるか行き先変更とするか
    老生生来のイラレやしモノグサやから雨の植物園を存分に楽しんだ経験がとんと思い当たらんなあ
    ブログ主は雨の植物園へわざわざ出向いたとはええ着眼点やったねえ
    おかげで雨の植物園に行ったような気分にさせてもろうたわ
    もうけたよ
    スタッフの説明をうわの空のていで水盤の撮影に没頭する来園者の光景には吹いたわ
    波紋の中に浮かぶヒメコウホネの黄花とマンガチックにも見える切れ目の入った丸い葉
    面白いボンボン模様が残るマツムシソウ属の花
    キンギョソウなどの組み写真の可憐なこと
    新緑のエゴノキの枝から今にも落ちるかと息を止めて見入りそうな水滴しずく
    雨の植物園は晴れの日に見物するときとは一味異なる光景がありこれはこれで唸らされるねえ

    • OIRA OIRA より:

      コメントをありがとうございます。

      雨の日には外へ出るのを手控えるのは人の常というもの。
      しかし、今年の牧野植物園は大分事情が違っています。
      雨でも多くの人々が訪れている様子は記事をご覧いただいた通りです。

      来園者とすれ違う度に朝ドラの話題を耳にしました。
      「あっ、これがTVで紹介されていた〇〇だ」「これが今話題の〇〇だ」「牧野博士もこうやって植物を探していたんだね」etc。
      やはり、恐るべしTVの力‼

      屋根のない場所(庭園や広場)には、雨の日だからこそ見られる光景がそこに広がります。
      「仕方ない」ではなく「だから見られるものがある」の視点で、
      屋根のない場所に佇む自然の姿を楽しんでみると、新しい発見があるかもしれません。

      そんなショットを楽しんで頂けたのは何よりです。