
この記事の公開日:2025.12.05

▲日本には「〇〇の秋」というように、秋を何かに例えるフレーズはたくさんあるが「萌える秋」という詞がピッタリなのが今回取り上げる「針木浄水場 運動・自然公園」(高知市)である。

▲ちなみに高知市の上水道は、今年の春100周年を迎えた。その水源は「鏡川」「(吉野川水系の)瀬戸川・平石川」「仁淀川」の3水系となっている。

▲なお、これらの水源は各々が独立しているため渇水に強く、水質も非常に良いのが大きな特長となっている。(※他にも、高知市周辺の地域で地下水を汲み上げているが地図では省略)

▲「針木浄水場 運動・自然公園」には「ソフトボール場」と「テニスコート」エリアが設けられているが、記事ではスポーツ施設を割愛し、一般的な「自然公園」エリアのみを取り上げている。

▲今回は、毎年末の風物詩であり小高い丘で観られる「焼き付くような光景」をご紹介します。(※撮影=2024年12月上旬・中旬・下旬/一部除外有)

▲樹々を眺めていると、写真だけでも季節の移ろいが良く分かる。

▲「浄水場に併設された公園」と言い切るにはもったいない「癒しのスポット」となっている。
師走になると 樹々が色づき始め…

▲現場に着くと、やたらと色づいたエリアが眼の前に広がっているので…

▲「紅葉が観られる場所は何処⁉」と迷うことはない※だろう。(※個人の感想です)

▲ここでは「タイワン楓」や「楓な」など、様々な色づく葉を観ることが出来る。

▲この公園の特長のひとつに「余計なものは何ひとつない」という点が挙げられる。

▲例えば、ここは観光スポットではないので自動販売機他の便利な近代的設備はない。

▲ということは「人・ひと・ヒト」の中に埋まるというような「野暮ったい現象※は皆無」とも言える。(※個人の感想です)
季節は深まり やがて落葉の絨毯へと…














▲萌える秋に「まだ行くな」と伝えるように時間は進んで行く。季節が滞在する時間は短く儚い。
人々は 色づき始めた頃から そして絨毯の上でも…









▲それぞれがそれなりに、移ろいゆく季節を堪能していた。
とにかく暑かった今年の夏~秋 紅葉は如何に⁉

▲では今年はどんな状況かと、昨日(2025.12.04)現地を訪ねてみた。暑い夏が尾を引いていたので「今年は紅葉が観られる時期が昨年より遅いのではないか」と予想していたのだが…

▲その予想は見事に外れた。昨年より若干早いのではないかと感じた。自然界の営みは人間如きには分る筈がない、恐るべし自然界。

▲平日にもかかわらず、訪れる人たちが切れ間なく居たことにも驚いた。

▲郡部でなく町中で観られる高い樹々の林。自然公園ならではの光景だ。

▲数日後には、緩やかな傾斜の遊歩道に落ち葉の絨毯が敷き詰められる。

▲ご覧のように、パーソナルスペースが十分過ぎるほど確保出来るのも自然公園の魅力だろう。
季節の移ろいと共に 主役の座は変わってゆく


▲今は紅葉が艶やかな姿を魅せているが…

▲やがて落葉し、裸の枝が露になってくる。

▲そして次の季節には、その主役の座が薄紅色の桜へと変って行く。「桜の段」からの眺めは桜の絨毯を敷き詰めたような光景となる。

▲何度も言うようだが、ここは浄水場に併設の「自然公園」で観光スポットではない。ゆえに、春先にはゆったりと花を愛でるという本来の「花見」が出来る。

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