うっとりするほど美しい 琴ヶ浜竹灯りの宵(芸西村)

芸西村
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この記事の公開日:2023.12.10

▲県中央エリア東部に位置し、東西4kmにわたりのように弧を描きながら常緑松林が続く、芸西村げいせいむらにある名勝:琴ヶ浜ことがはま。この地は「日本の白砂青松はくしゃせいしょう100選」に選ばれている。

▲その琴ヶ浜野外劇場周辺で10月28日(土)、4年振りに「琴ヶ浜竹灯りの宵」が開催された。竹の灯具は役場職員・地元の学生・地元民などが協力し合い、500基のオブジェを製作した。ちなみに、琴ヶ浜竹灯りはその規模四国最大級だといわれている。

会場となったのは「坂本龍馬の妻:お龍君枝像」が建立されている琴ヶ浜である。(※琴ヶ浜とお龍・君枝の詳細については以前のブログ記事で紹介済み)

初めて目にした「琴ヶ浜竹灯りの宵」。今回は「うっとりするほど美しい」といわれているその光景ご紹介します。(※記事最後には、まだまだ見られる「竹灯りの宵第二弾についてもご紹介)

竹灯りが ともる前でも美しい

引き波砂のが、を奏でる音色ねいろに似ているともいわれている。(※余計なお世話だが、沈みゆく夕陽と広大な太平洋を眺めながら恋人たちは何を想う!?)

▲夕方、砂浜に設けられたステージでは様々なパフォーマンス披露され、お客人たちを魅了した。

太陽顔を隠し始めた頃、代わって顔を覗かせ始めた。しかし、お客人たちの目はステージに釘付けで、まだ誰も気づいていないようだった。(※皆さ~ん、後方もご覧くださ~い‼)

夜には ステージの灯りと砂浜の灯りの コラボが…

▲そんなステージは夜まで続き、お客人たちのだけでなく耳までをも魅了したのだった。

▲画像では分かりにくいが、ステージの背景広大な太平洋である。そんなステージを砂浜からだけでなく、展望台から浜辺へと続く階段テラスから眺められるとは何て贅沢

誰もが 腹が減っては…

▲また一方では「まずは腹ごしらえ‼」と言わんばかりに、キッチンカー地元グルメ屋台に列をなすお客人たち。(※やっぱり食欲は捨てがたいもんね)

腹が減っては…何とやら。例え遊歩道脇でも、人は食べるたべる

日本百名月と竹灯りの コラボ

▲ところで、琴ヶ浜に昇る月は「日本百名月」に選ばれている。それほどがあるのだ。特にこの日は翌日が満月に当たるので、絶好月の姿が見られた。

▲そうなれば、当然写真撮影は必須‼…となる。

▲先ほど紹介した飲食エリア賑わいと比べると少し人影がまばらだが…。しかしその分撮影には、人混みではないスッキリした光景を残せるので絶好のチャンス‼ (※ほら、遊歩道の幼子だって…)

青松も明るく…

▲展望台屋上から青松せいしょう(松林)に向けてスポットライトの光が幾つも照射されている。撮影位置はステージからだが、ステージ上には灯りがない。その分階段状の客席に設置した竹灯りがステージを取り囲むようにほのかに照らし、とても幻想的な空間となっていた。

琴ヶ浜の公園エリアを フル活用して…

▲琴ヶ浜に設けられている既存施設浜辺を目いっぱい使って展開した竹灯り。それぞれの場所で、それぞれの楽しみ方(見え方)を味わうことが出来た。

▲それに華を添えたのが、ほぼ満月の月あかりであったのは言うまでもない。

▲そんな、うっとりするほど美しかった一夜を惜しみつつ、会場にした…。しかし、芸西村の「竹灯りの宵」はこれだけでは終わらない。「竹灯りの宵」(第二弾)が12月1日(金)から開催されているのだ。

今年は 第二弾も開催‼

▲元々、芸西村の「竹灯り」は(2015年から)琴ヶ浜のみ開催されていた。しかし2020年中止となり、20212022年コロナ禍の影響で安全を考慮し地元リゾートホテルの庭園に会場を移し、1ヶ月余りの期間にわたって開催してきたのだった。

▲今回は「琴ヶ浜竹灯りの宵」だけでなく、第二弾として同村内のホテルの庭園会場として開催されている。名称は「竹灯りの宵」とし、期間は2024年1月8日()まで。(※開始は2023.12.1)というわけで、最後に12月4日(月)に撮影した第二弾光景をご紹介(※入場無料)。

地元自生し、放置されていた活用しようと始まった芸西村の竹灯り。前回ご紹介した国分こくぶ竹灯り-憧憬しょうけいみちや、芸西村の琴ヶ浜で開催された第一弾ともを変えた「竹灯りの宵第二弾は、(南国リゾート感)が見事コラボした「うっとりするほど美しい光景でした。(第二弾の開催期間:12月1日(金)~2024年1月8日(月・祝)・Royal Hotel TOSA / 入場無料)

コメント

  1. 吉之助 より:

    晩秋・初冬の頃ともなれば松の梢を吹く風の音が物寂しく聞こえるような静かなたたずまいであろう白砂青松の琴ヶ浜で四国最大級の竹灯りの催しとはめっそうなもんねえ

    前回のブログの国分の竹灯りは地区の生活道や並ぶ住民宅を会場にして地元の人たちの手作り感満載の祭りやったけど琴ヶ浜の竹灯りは松林に砂浜と舞台仕立てが異なって趣も変わり一興やったねえ

    琴ヶ浜の竹灯りはオブジェの数が多くてビックリしたわ
    会場を広く使いライトアップまであり出店もたくさんとは主催者側の力の入れようが伝わってきたねぇ

    竹灯りが映える月明かりを得た夜陰の景色の優艶なこと!
    お龍さん君枝さん姉妹の像の後に照る月の光からの朧は後光がさしたように見えて見事な構図じゃねえ

    芸西村内のホテルの庭園の竹灯りの会場も手の込んだ舞台で師走から年明けまで開催し無料で見られるとは豪気なもんやわ

    琴ヶ浜・村内ホテルの庭園のうっとりするほど美しい竹灯りの光景
    たっぷり楽しませてもろうたよ
    南国土佐は秋から冬まで竹灯りの催しのハシゴができるがやねえ
    これからもはんさか続けてよ

    • OIRA OIRA より:

      コメントをありがとうございます。

      今回、南国市「国分竹灯り-憧憬の路-」と芸西村「竹灯りの宵」を続けてご紹介しました。
      二つの竹灯りへの行政のかかわり方は全く異なりますが、いずれの趣旨も「放竹林の竹を有効活用しつつ、町の活性化を図る」ものです。

      広報のための予算にゆとりがあるわけではないのですが、コアなファンに支えられて毎回盛況を呈しています。
      普段の生活道や町の景観を活かした展示方法は、まさに人と自然の融合だと感じました。

      昨今都会では、有名な催し物の入場や観覧には「お金が不可欠」です。
      そのうえ人が多過ぎて、お世辞にも情緒をゆっくり味わえるとは言い難いですね。

      世知辛いご時世に、無料で非日常を味わえる幸せは地方都市ならではかもしれません。