この記事の公開日:2023.10.01
▲高知県中央部の山間に、人口4,800人(※2023.8現在)の小さな町:越知町がある。映画「龍とそばかすの姫」に登場した浅尾沈下橋で有名な町といえばお分かりになるだろうか!?
▲あるいは、朝ドラ「らんまん」の高知編で重要なスポットとして登場した、横倉山がある町といえば分かりやすいかもしれない。(※ちなみに、ドラマの出演陣やスタッフは横倉山山道の途中から車を降りて30分ほど歩いて登り、撮影に臨んだそうだ)
▲その横倉山の麓で昨日から「越知町コスモスまつり」が開催されている。期間中(2週間)だけで、町の人口の13倍(開花期間中には21倍)ものお客人たちが訪れたこともある人気のイベントだ。(※2023年の開催=39回目・会場=おち宮の前公園・入場=無料)
▲仁淀川河川敷2.5haの公園に150万本のコスモスが咲き乱れる光景は圧巻。今回は、間もなく(10月中旬に)見頃を迎えるコスモスとまつりに関するトリビアを独自の取材を元にご紹介します。(※記事のコスモスまつりは2022.10中旬に撮影)
コスモスまつりの会場は こんな環境
▲ここが大規模な公園になった大きな理由は、側を流れる仁淀川が大雨で溢れ出した際、わざと冠水させて堤防の崩壊を防ぐ役割を担っているからである。(※普段穏やかな表情からは想像できないが…)
▲秋といえども高知の日差しは厳しい。そんな時はコスモス畑や仁淀川を眺めながら、木陰でちょっとブレイクするのもいい。
▲会場を一望するには「スノーピー かわの駅おち」がおススメ。国道からだけでなく、会場内からダイレクトにここまで上ることもできる。
▲そこからの眺めはこんな感じ。
花とミツバチ そして人・ひと・ヒト…
▲花といえば、もちろんミツバチだって楽しむ!?
▲本当に長閑な光景、人を眺めているだけでも飽きないから不思議だ。(※個人の感想です)
▲人の見える部分と比べると、花(茎)の高さは結構あるのだなぁ。ちょっと驚き‼
▲どの方向を眺めても、コスモスとそれを愛でる人の姿が続く。
▲人々は思い思いに、辺り一面が花の光景を楽しんでいた。
大人にも大人気の トロッコカー
▲北エリアでは、遥か彼方までコスモスが続く光景が気持ちいい。(※個人の感想です)
▲その畑の中をのんびりと周遊するトロッコカーが人気を呼んでいた。
▲そんなトロッコカーは、子どもから大人まで大人気‼ いつでも満員だった。
▲このイベントには、地元を本拠地とする高知FD(高知ファイティングドッグス:プロ野球独立リーグ四国アイランドリーグplus所属)も協賛し、ファンとの積極的な交流が図られていた。
▲もう一つ外せない人気者といえば、やはり腹を満たしてくれる屋台群だろう。この時期限定(仁淀川の)つがに汁やアメゴの塩焼き・ご当地グルメなどが味わえるのだ。
秋には秋の 春には春の…
▲秋には、紅色の絨毯が広がる光景が…
▲春には、色が異なる3種の桜200本が咲き誇る光景へと変化を遂げる。
▲秋には、人が入らない樹木のエリアも…
▲春には、キャンプを楽しむ人々で一杯になる。
▲それを、上に位置するスノーピー かわの駅おちの展望台から眺めた光景がこれ。
▲ねっ、全く違う光景になるでしょ!?
▲さらにパノラマで見てみると…
▲やっぱり、違った光景が広がっている(当たり前だが…)。
▲春にも「越知町ぼんぼり桜祭り」が開催され、秋とはまた違った趣が楽しめる。
コスモスと 越知という町
▲コスモスまつりは元々「横倉山に多くの人が親しんで欲しい」との思いから、1983年に横倉山:織田公園を会場にして始まった。その後少しずつ会場や規模が拡大され、1989年(H元年)からは会場が現在の宮の前公園に一本化された。
▲ちなみにコスモスが越知町の「町の花」に制定(1988.9)されているのは、このコスモスまつりが大きく関わっているといわれている。(※今年は4年振りのフル開催となり、スケールアップしたまつりとなっているそうだ)
▲大自然の中で非日常感を味わうという点においては、どんな大都会であっても敵わない…。秋の一日を、あなたならどのように過ごしますか!?
コメント
遠く近く周りが山なみに囲まれ今や全国区になった感がある仁淀川がすぐ隣に清く流れ 朝ドラで知られた横倉山の麓に150万本のコスモスが咲き揺れる景色は見事やね
春は桜並木にぐるっと囲まれ春も秋も趣深くてええ所なんやね
越知町のこの公園は国道のすぐ脇にあって往来がしやすく春には桜の木の下でキャンプができる広い場所かあり仁淀川が近くに流れとキャンプ愛好家にはたまらないところやろうねえ
花の名所のキャンプ場として益々全国的に知られたらええがねえ
請う千客万来!
いつもご覧いただきありがとうございます。
緑の横倉山と青く澄んだ空を背景に薄紅色や紅の色の花が一面に咲く光景は、それは見事としか言いようのない光景です。
会場の宮の前公園は仁淀川の河川敷にあるため、国道脇の「川の駅:おち」のテラスから見下ろす光景(ビュー)はさらに圧巻です。
春と秋では趣が全く異なる贅沢な光景を眼にした際「何でもっと早く(何年か前に)訪れなかったのか」と思ったものでした。